これって新しいステマ?

昆知宏

ステルスマーケティング。
略して、ステマ。

ステマとは。

消費者に広告と明記せずに隠して
好評価の口コミと装うことで、

消費者を欺いて販売を行うという宣伝手法。

別な言い方は、ヤラセとかサクラ。

これって一般的にはNGなことですが
世の中には事実上こんなのばっかりが
溢れていますよね。

販売者が意図的に行えばステマ、
アフィリエイトブロガーの記事は
ステマと似たようなものですよね。

最近は気になる商品があって
ネット検索をするとその商品を

持ち上げるアフィリエイトの記事ばかりが
上位表示されてうんざりしてしまいます。

それで今回新し切り口のステマ?
を発見しました。

携帯キャリアの新プラン

ところであなたは携帯料金プランを
新料金プランに変更しましたか?

FP界では家計の見直しの旬のツールとして
話題にあがりっきりですよね。

月々サクッと5,000円くらい
夫婦の固定支出を見直せるのは
そうとうなパワーがあります。

私はちょっと古い機種を使っていたので
リリースと同時に変更ができなかったのですが

先日ようやく旧機種も対応となり
auのpovoに変更をしました。

変更には相当な気合いがいりました。

だってネットで検索すると、

「意地でも変更させてたまるか!」

といわんばかりに手続きが煩雑で
コールセンターの電話もつながらず
挫折する人が多いというのです。

しかしそれを乗り越えて実行すれば
年の固定支出がサクッと下がる。

私は絶対にこの壁は乗り越えるという
強い決意と共に手続きを開始したのです。

いざ、手続き開始!

auから新SIMカードが送られてきて
まずは携帯のいつも開けないところを
開封する作業からです。

ネットでは失敗するとデータが飛ぶよとか、
通話ができなくなるよという脅し付き。

怖い、怖すぎる。

恐る恐る蓋を開けて震える手で
SIMカードを入れようとしたら、
なんと床に落とすという事件。

「精密機械なので取り扱いには
細心のご注意を!」

というルールがいきなり破たんです。

これはやばい?やばいやつなのか!?

とその後なんとかSIMを差し込み
コールセンターへ連絡。

音声は自動音声で1,2分で終了。

30分電源を落としてから、
111に電話してくださいということでした。

そして30分後、無事に手続き完了。

あれ?

ん??

めっちゃ簡単じゃん!

ネットのハードルを高く見せる記事って
あれって逆ステマなんじゃないの!?
と思ったわけです。

何としても売りたいではなくて、
何としても売りたくない記事という意味です。

ドコモも有料でアハモの切り替えを
ショップで受け付けるといってますが
いやこれでお金とるんですか!?

ってレベルでした。

自分で簡単にできましたので
まだの人はお客さんに進める前にぜひ!

芯の通った情報発信を!

ネットで検索すると上位検索は広告。

上位記事にも正しくないというか
結構かたよった情報があふれている時代。

今回の経験を踏まえて正しい情報に
アクセスするのが以前にもまして
難しくなっているように思います。

ある程度知識がある人は
これって実質ステマだよねって分かるのですが
そうでないとその判別も難しい。

例えばお客様の声である程度
こちらの意図するものに誘導して
書いてもらうとこれもステマなの?

ってなってしまいますよね。

最近だとGoogleのレビューを
お願いして書いてもらっている人は
多いのですが

「これもステマ!?」

ってなにがなんだかわからなく
なってきてしまいます。

基本は嘘や大げさな表現で
消費者が誤って理解する広告の事を
指しますからそれに該当しなければ
セーフとなるわけですが

信頼されるメディアとなるために
誤解されるようなことはとにかく
避けておいた方が無難といえます。

特に自分メディアを発信している人は
目先のアフィリエイトにつられずに

あくまでも自分の考え方を発信し
共感者を集めるという媒体づくりと
いうスタンスを絶対に忘れないように
したいですね。

厳しいこのご時世、
目先のものを追いたくなるのはわかりますが
それによって失うものもある。

何事も、広い視野でみていきたいですね。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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